故奇兵隊開闢総督 高杉晋作
毛利家恩古臣 高杉某嫡子他
唐突ですが、上文は幕末の英雄、高杉晋作がその生前、功山寺挙兵の直前に
友人に宛て希望した自らの墓碑銘の抜粋です。
この墓碑銘を知って以来、常に頭の片隅に、自分なら・・・という感覚を
持ち続けていたような気がします。というのも、今日そういうことをふっと
考えている自分自身に気が付きました。
『盛和塾の解散について』
学生時代から私淑する稲盛和夫氏が主催するボランティアの私塾で、主に
経営者が集い、“全従業員の物心両面の幸福を追求する”というテーマを
掲げ、真面目にど真剣に実践に取り組む者たちの集まりと言えば何となく
分かっていただけるでしょうか...
今から35年前に有志の方々の努力から、それに稲盛氏が応える形で始まった
活動ですが、今では全世界で1万3千人を超える仲間にまでその輪が広がって
いる状況です。本日午後その塾の解散が決定したとの連絡が入りました。
「盛和塾」は一代限り。ご高齢の稲盛塾長の熟慮の結果、来年をもって
その活動に終止符が打たれることになりました。
今さらながら湧き上がる感謝の念をここで表明し、稲盛塾長のご健勝を
お祈りするとともに、これまでのご恩に少しでも報いることができるよう
微力ながら努力を続けていくことを誓います。
「我が身を休めることのできた親のひさしがなくなった。これより先は
酷薄なる白日の天下を歩むのみ」(蒼天航路:7巻抜粋)
平成30年12月5日
盛和塾稲盛門下生
友田家四代目 友田諭
第ニ部 完