こんにちは、友桝飲料の横松です。
みなさん、「佐賀といえば」何を思い浮かべますか?
温泉、特産物、イベント・・・いろいろとありますが、
この時期は何と言っても、熱気球!バルーン!ではないでしょうか?
10/31~11/4の5日間、「2018佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」が開催され、県外、国外からも多くの観光客が訪れたようです。
実はこの大会、はじめは福岡県の甘木市で開催されていました。
しかし、甘木市近辺の都市化により飛行が困難になり、飛行に適している条件をもつ佐賀へと移行されました。
飛行する上で、高い建物や障害物が少なく、平野が広がっていること(着陸地は主に休耕田や河川敷、土手)が適した条件となります。さらに、北には天山山系、南には有明海と地形的にも様々な風が吹きやすく、飛行や競技をする上で最適な場所なのです。
現在は佐賀の一大観光イベントとなっています。
私事ですが、大学時代から熱気球を始め、パイロットの免許を取得、現在もOB・OGチームに所属し、シーズン内の週末は気球活動しております。
(今大会、そのチームクルーとして参加させていただきました!結果は第3位でした!!)
*大会初日 嘉瀬川河川敷
熱気球は、“スカイスポーツ”であるため、優雅に飛んでいるように見えて、空では競い合っています。
*ターゲットの中心とマーカー
選手たちが何を競っているのかというと、“目標地点までいかに正確に近づけるか”です。
大会側が設定した、休耕田や河川敷に展開されている×印(ターゲット)や、道路の交差点(ゴール)が目標地点となります。その中心に向かって“マーカー”と呼ばれる砂袋を上空から投下し、中心により近いほうが高得点となります。
熱気球はバーナーの熱気による浮力で上下動はできますが、舵がついていないため、自由に方向を変えることはできません。高さによって風向や速度の違う風を使い分け、目的地まで移動します。
*パイバル
そこで、地上からのサポートが必要となります。
地上クルーは気球をパイロットとともに立ち上げ、離陸を見送った後、すばやく目標地点や着陸地まで車(主にハイエース:気球機材一式はこの車の中に全て収まります)で先回りをします。
そしてこの黒い風船(パイロットバルーン:通称パイバル)を飛ばし、コンパスで確認しつつ追い、パイロットが欲しがっている風を探し、地上付近の風向やだいたいの風速を無線で伝えています。周りに飛んでいる気球の動きを見て、どのくらいの高さにどんな風があるのかも伝えたりします。
このように、上空のパイロットと地上のチェイスクルーのチームワークが鍵となります。
また、熱気球を飛ばすところから、着陸して回収するところまで、決して一人では行えません。お互いが協力し、支え合っているのです・・・!
今回、熱気球をテーマに書かせていただきました。
これから2月いっぱい(麦が植わり終わる頃)まで、たくさんの熱気球が飛ぶと思います。
(夏シーズンは5月下旬~6月下旬まで。)
朝早くからお騒がせしますが、安全第一に飛行を行っていますので、温かく応援していただければと思います。
*友桝飲料本社/小城工場方面の写真(2018年1月)
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!